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組織で役立つアクティブリスニング(積極的傾聴)とは?

  • 執筆者の写真: ハンクス香里 ハンクス
    ハンクス香里 ハンクス
  • 10月8日
  • 読了時間: 2分
組織で役立つアクティブリスニング(積極的傾聴)とは?

組織の中で成果を出すために欠かせないのが「効果的なコミュニケーション」。その中でも特に重要なのが アクティブリスニング(積極的傾聴) です。「ただ相手の話を聞くだけ」ではなく、相手の意図や気持ちを理解しながら聞くことで、信頼関係が深まり、仕事の効率も向上します。

今回は、同年代同士の会話 と 上下関係のある会話 に分けて、アクティブリスニングの具体

例を見ていきましょう。



1. アクティブリスニングの特徴とは?

アクティブリスニングの大きな特徴は以下の3つです。

  • 相手に意識を集中する

    → 相手の言葉だけでなく、表情や声のトーンにも注意を払う。


  • 相手の話を理解・確認する

    → 「つまりこういうことですね」と要約して返すことで誤解を防ぐ。


  • 共感を示す

    → 「なるほど」「それは大変でしたね」といった共感の言葉を挟む。


これらを意識することで、相手は「自分の話をちゃんと聞いてもらえている」と感じ、信頼が生まれます。


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2. 同年代同士でのアクティブリスニングの具体例

シーン:同僚との仕事の相談

同僚A:「この案件、思ったより進捗が遅くて焦ってるんだよね。」

同僚B:「そうなんだ。具体的にどのあたりが遅れてる?」


ここでのポイントは「共感+確認」

同僚Bが「そうなんだ」と気持ちを受け止めつつ、「どの部分?」と具体的に掘り下げて聞くことで、相手は安心して話を続けられます。


➡️ 効果:お互いに安心感が生まれ、問題解決に向けた建設的な話し合いが進みやすくなる。



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3. 上下関係におけるアクティブリスニングの具体例

シーン:部下が上司に報告

部下:「正直、作業の手順で迷っていて、少し時間がかかっています。」

上司:「そう感じているんだね。具体的にどこで迷っているのか教えてもらえる?」


ここでのポイントは「相手を否定せず受け止める」こと。

もし上司が「なんでそんなこともわからないの?」と返してしまうと、部下は萎縮してしまいます。一方で「そう感じているんだね」とまず気持ちを受け止めた上で、具体的に聞き出すことで、部下は安心して話を続けられます。


➡️ 効果:部下の心理的安全性が高まり、問題点が早く明らかになり、解決スピードも上がる。




4. まとめ:アクティブリスニングは信頼を築く土台

アクティブリスニングは、同年代同士の協力関係でも、上下関係のある場面でも活きるスキルです。

  • 同年代では「共感と理解」で関係を深める。

  • 上下関係では「安心して話せる環境」をつくる。

この姿勢を意識するだけで、組織全体のコミュニケーションがスムーズになり、成果につながります。

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